山で見かけた花から、「花のようなもの」まで載せています。
名前のわからない花もあります。もしご存じでしたらお教えください。
また、間違いなどありましたらご指摘いただけると幸いです。
2013.1.3から2013.12.23までのデータを保存してあります。
これ以降のデータは「山の花バックナンバー9」に掲載しています。 |
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赤と紫 山への登り口、まだ人家にほど近い所に目を射るような真っ赤な実がなっていた。帰ってから調べてみると、「ピラカンサ」というバラ科の植物で栽培種らしい。 色のない山道をたどること1時間ほど、陣馬山への最後の登りにさしかかった時、再び目を引く色彩にとらわれた。ピラカンサほど派手ではなく、密生もしていないが、落ち着いた紫色の実が中空に生っている。ムラサキシキブ(紫式部)だ。 両者を並べて貼り付けるのは悪趣味のような気もするが、墨絵のようなこの季節に免じて見逃してほしい。 (13.12.23) |
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ユズ(柚子) 冬至か近いからというわけではないが、柚子を安く譲ってくれる直売所のようなところはないかという隠れたねらいもあって、ここ(上野原町上岩)を登山口にした。 あいにく柚子の直売所や無人のコーナーもなく、柚子は眺めるだけになってしまった。 それにしても見事だった。 緑の葉の海からわき上がる、無数のあぶくのような柚子の黄色だ。それは花をもしのぐ明るさとボリュームをもって、たわわに実っている。 惜しいかな、これらのほとんどは野猿の餌になるか、自然に落下するまで手を付けられないままなのだろう。 「山の花」ではないが、山里の花のようなものということでアップしました。 (13.12.15) |
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枯れ尾花 高水山を登る途中の伐採地で見かけたススキの群生。 もはや枯れ尾花となっていたが、あまりに見事だったのでシャッターをきった。 囲みの2つ(名前は不明)も同様で、 初冬の山道に、花と見まごうほどの派手やかさを添えていた。 (13.12.8) |
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まつり縫い ヤマウルシ(山漆)の葉だろうか、紅葉しないままくすんだ色に染まっている。 黄色い糸でまつり縫いでもしたかのように、周囲を飾る小さな点。 植物の葉っぱには、余分な水分を排出する水孔とよばれる孔(あな)があるそうだが、もしかするとそれなのだろうか。 いろいろ想像すると楽しいが、デザインとしても面白い。 (13.11.29) |
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シュガーコーティング? 枯れ落ちてもなお個性を主張している葉っぱたち。 シュガーコートされたクッキーのようだ。 (13.11.22) |
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ウスユキソウ(薄雪草) 薄雪をかぶったように見えることから、その名が付けられたとされるスユキソウ。 枯れてもなお、名前を裏切ることなく頭を白くしているのか。 (13.11.6) |
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コケの天国 針葉樹林に覆われた北八ヶ岳はコケの宝庫だ(と言っても、名前を知らないものがほとんど)。 麦草峠に近い所には要所要所に表示板が立っているが、なにせ対象が小さいものだから判然とはしない。 その中でも比較的分かりやすかったものを載せてみました。 左上から時計回りに、セイタカスギゴケ(背高杉苔)・イワダレゴケ(岩垂苔)・チシマシッポゴケ(千島尻尾苔)・ミヤマハナゴケ(深山花苔)。 間違っているのもあるかもしれません。お気づきの方がいらしたらご指摘ください。 (13.10.31) |
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秋の花 日の出山の登りしな見かけた、秋を思わせる花々。 左上から時計回りに、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)・キッコウハグマ(亀甲白熊)・リンドウ(竜胆)・センブリ(千振)。 下はチゴユリの実。葉や茎は枯れても、実だけがつややかに張りをもって輝いていた。 擬人化を誘う、秋の光景のひとつではある。 (13.10.27) |
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セキヤノアキチョウジ(関屋秋丁子) この花を見ると、秋が来たなぁと思う。 それにしても、初めてこの名を知った時は、なんとわけのわからぬ命名だと思った。しかし由来を調べると、なるほどと思えた。 曰く、「箱根の関所の番小屋(関屋)でたくさん見られたことからつけらけた……云々」。 歳をとっても新しく知ることは多い。 (13.10.17) |
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青と赤 八海山登山道で見かけた青と赤。 左上から時計回りに、サワフタギ(沢蓋木)・ヤマウルシ(山漆)・リンドウ(竜胆)・ナナカマド(七竈)。 山ではすでに紅葉が始まっていた。 (23.10.10) |
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続・ズミ(酸実) ズミの実を味わうために来たわけではないが、どこかでそんな気持ちがはたらいたのかもしれない。 柳沢峠に車を停めてハンゼノ頭を往復する。 今年は生り年なのか、ズミの木全体がうっすらと黄味がかっていた(写真上)。 赤城と違って、この辺りでは黄色い実のズミばかりだ。少しかじってみたが、酸っぱいながらも悪い後味ではない。 同じ枝に少ないながらも赤い実が交じっていたので、これも試しに口にしてみた。甘みがあるわけでもなく、果肉がザラッとしていてとても美味しいとは言えない。 山は実りの季節を迎えている。 写真左上から時計回りに山ブドウ・ズミ・サルナシ(?)。 上ばかり見ながら歩いていたが、ふと足元を見ると草むらにセンブリ(千振)(右下)が顔をのぞかせていた。 (13.10.3) |
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ズミ(酸実) 今年はズミの開花に出会うことはなかった。 鍋割山への稜線を歩いている間、数か所で見かけたサクランボのような赤い実はなんなだろうと頭をかしげながら下山した。 家に帰ってからネットで検索してみると、どうもズミの実らしい。 漢字で書くと「酢実」というのだからきっと酸っぱいのだろう。 当日、ヤマブドウやヤマグリの実は落ちているのを口にしてみたが、この実はカメラに収めただけだった。 こんど見かけたら、ちょっとかじってみよう。 (13.9.27) |
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗) 石尾根はマルバダケブキのプロムナードだ。 あまり好かれているとは思えないが、どれもが派手好きの眼立ちたがりだ。 それでもよくよく見ると、互いに張り合っているものがあったり、うまく協調しているのがあるかと思えば、控えめなのもの、落ち込んだでいるやつもいる。 スマップの歌ではないが、「一つひとつちがう」ということか。 (13.8.29) |
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ツリガネニンジン(釣鐘人参) この季節、花は多いとは言えないが、石丸峠の日当たりのよい草原にはそこそこの数の花が見られた。 初めからここでのんびり過ごそうとたくらんでいたので、何度もシャッターをきる機会を持てた。 そのうちの一枚。ツリガネニンジンを撮ったもの。 撮った時には気づかなかったが、花の左下に蜂が写り込んでいた。 画面手前から奥に向かって飛んで行くハチ。 一瞬、自分もハチの目になって草原をかすめ飛ぶ爽快さを味わった。 (13.8.20) |
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はじける・あふれる・ふくらむ・こぼれる はじからに擬態語をふってみた。 左上から時計回りにタマアジサイ(玉紫陽花)・イワタバコ(岩煙草)・レンゲショウマ(蓮華升麻)・タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)。 (13.8.8) |
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花と実 この時季、花よりはむしろ実が目につく。 足元にはヤマアジサイ(山紫陽花:写真右上)やギンバイソウ(銀梅草:写真左下)。頭上や目先にはシャレた木の実がぶら下がっていた。 (13.7.15) |
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ギンリョウソウ(銀竜草) 梅雨明けしたとはいっても、森の中は充分湿気に満ちている。 色白のギンリョウソウは元気に顔をのぞかせていた。 (13.7.7) |
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ジンバイソウ(神拝草) 北高尾山稜ではなかったが、左はジンバイソウ。一見ハナイカリかと思ったところ、葉っぱが違っていた。帰ってから調べてみたら、ジンバイソウというラン科の花で日本固有種とあった。目立たないが、初めて見た花だった。 右の2つはアジサイ属。北高尾山稜で目にした。 上はヤエノコガクウツギ(八重の小額空木)としたいところだが、それほどの八重でもない。ただのコガクウツギか。 下はコアジサイ(小紫陽花)。花はまだ小さな蕾だったが、花柄の薄紫が妙に印象的で、思わずシャッターをきった。 (13.6.23) ※hillwalkerさんより、左の花はクモキリソウではないかとのご指摘をいただいた。 |
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カラマツソウ(唐松草) ヤマツツジ(山躑躅)やタニウツギ(谷空木)も枯れかけたものが多かった。 谷筋の岩場ではウツギの白が賑やかだったが、その裾に咲くカラマツソウが涼やかな風情をかもしだしていた。 (13.6.18) |
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イワカガミ(岩鏡)など 高台3号が日本列島に近づきつつあるなか、那須の茶臼岳に登る。山頂付近は霧に包まれて展望はきかなかったので、視線は地面をさまよう。 花といえばイワカガミぐらいだったが、よく見ると開花前の小さな蕾も見られた。 写真左上から時計回りに、イワカガミ・シラタマノキ(白玉の木)・シロバナイワカガミ(白花岩鏡)。左下のはイワベンケイ(岩弁慶)ではなさそうだが、ほかに思いつかない(ご存知の方がいらしたらお教えください)。 登山遠足だったのだろうか、山頂は郡山の小学生たちの賑やかな声であふれていた。 (13.6.11) |
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セッコク(石斛) 高尾山のケーブルの駅で一度見たことはあったが、自然のものにはまだお目にかかったことはない。昨年も思い立って出かけたが、すでに花期が過ぎていたようで、見られずじまいで心残りだった。 どこにでもあるものではないが、高尾山のセッコクはよく知られている。 視線を杉の高枝に泳がせながら山道を行く。 登山道のいっかくに人が集まっている。みな彼方の杉の大木を眺めている。 視線の先にそれはあった。薄雪がかかったような杉の枝。よく見ると小さな白い花と、遠目には緑の細長い葉と茎(根?)。 この周辺が異界になったかのように、不思議な雰囲気をたたえた光景だ。 中国の仙人境(墨絵でしか知らないが……)はこんな感じだったか? セッコクの自生地はあっという間に終わり、その後はセッコクは全く見られなくなった。 まるで夢から覚めたように、登り道のきつさが続く。 (13.6.6) |
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イワカガミ(岩鏡) 鶏冠山のアズマシャクナゲ(東石楠花)はすでに終盤を迎えていたが、イワカガミは溢れるばかりに咲いていた。 とりわけ北斜面には、イワカガミの群生がピンクの絨毯を広げたように広がっている。 足元の危うい斜面に降り立ち、次々とシャッターをきった。 (13.6.1) |
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ズミ(酸実) 浅間尾根で感じた悪い予感は当たった(「山のアルバム」参照)。 千本ツツジのズミ(写真)・ヤマツツジとも未だ蕾の状態。 ひとりミツバツツジの紫が異彩を放っていた(ト゜ップページ参照)。 幼子が紅をひいたる 思いして 小梨の花は未だ開かず (13.5.27) |
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ヤマツツジ(山躑躅)など 昨伊豆ケ岳のヤマツツジを見るだけなら、車で山伏峠まで来てピストンするのが最も簡易だ。げんにここ数年はそのようにしてきた。 自分の体調を考えれば、車で来るのが今こそ適している。 それでも電車を使って訪れ、駅から歩いて山頂まで行き、アップダウンに苦しみながら子の権現まで歩いたのは、自分の体調を認めたくないからではなく、この体でどこまで歩けるが試してみたい気があったから。 そのおかげもあって、ヤマツツジ以外にも花が楽しめたし、これまで歩いたことがないルートを(意図せずに)たどるおまけも付いた。 ヤマツツジは八分咲きといったところ。 下の花は左上から時計回りに、ヤマグワ(山桑)の実?・アオダモ(青※)ヤマフジ(山藤)・ニョイスミレ(如意菫) ※「ダモ」にあたる漢字が登録されていませんでした。 (13.5.17) |
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祭りのあと 昨年からスミレに興味を持ち始めた。 タチツボスミレかエイザンスミレぐらいしか見分けられなかったが、それ以外のスミレも少しは見分けられるようになってきた。 でも、スミレもそろそろ終盤に入ったのだろうか。 祭りの終わりを告げるように、しおれた花が残っていた。タチツボスミレかアケボノスミレの残骸か。 花がなくても見分けがつくほどに知識も経験もない。 杉林の中ではナガバノスミレサイシンのものと思われる葉がたくさんあったが、花は全く見られなかった。日当たりのいい登山道には、タチツボスミレが所々に残っていたが……。 (13.5.12) |
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ヒトリシズカ(一人静)・クマガイソウ(熊谷草) 倉見山の北面にたくさん咲いていた(写真上)。 決して珍しい花ではないが、今日はこどもの日、子どものような小さい花を愛でるのもいい。 下山途中、クマガイソウの自生地を見学した。 金網で厳重に囲われた土地の中にそれはあった(写真下)。 絶滅が危惧されるとあって、ここまでしなくてはならないのであろうが、少し悲しい。 (13.5.5) |
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谷間と尾根 大丹波川をさかのぼり、踊平に至る。 川沿いには春の花々がそこここに咲き誇っていた。 踊平から川乗山までは尾根道だ。 花の種類こそ少なかったが、そこには春を告げる花が開いていた。 写真左上から時計回りに、ニリンソウ(二輪草)・アカヤシオ(赤八汐)・フイリフモトスミレ(斑入り麓菫)・コガネネコノメソウ(黄金猫の目草) (13.4.29) |
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花よりもなほ もっと華やかな桜を見たくて、再び棒ノ折山を訪れた。 ところが、前回よりも花数はさらに減っていた。 思いのほかの展開に少々がっかり。 「風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん」 まさに春の名残の風情だ。 今年は花付きが良くないのであろうか。 登り下りの登山道でよく見かけたスミレは、とても小さかったが、春の盛りを感じられた。 フモトスミレ(麓菫)であろうと思われる。 スミレを個別の名前で識別できたことが少し嬉しい。 (13.4.26) |
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冬、もどる 4月半ばの雪は群馬県の南部でも珍しかったのではないか。 多少の花はあるだろうと期待して登った十二ヶ岳だったが、下山する時はともかく、登行時の地面は雪ばかり。花といえば、キブシの木に花房がぶら下がっていた程度。 そんな中で、融けた雪からわずかに顔をのぞかせていたスミレの花があった。 4月の雪には人も驚いたが、スミレもさぞビックリしたことだろう。 融けた雪の間から差し込んできた陽の光に、スミレも人心地(スミレ心地?)をついているようだった。 (13.4.22) |
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続々・春来たる 例年より10日から2週間は開花が早いだろうと予測して山頂を目指した。 この頃では、ネット検索すればわりと簡単にリアルタイムの情報が得られる。それはそれで有難いのだが、期待感が薄れたことは否めない。 事実、17日の時点で五分咲きと情報に接していた。でも、実際にこの目で見るまでは最終的なところは分からない。 自分の読みが当たったのか、ネット情報のお蔭かはともかく、棒ノ折山のシンボルともいえる山頂中央にある山桜はほぼ満開。「ほぼ」と書いたのは、例年より花付きが少ないように感じたからだが、これは自分の期待値が高かったせいもあるかもしれない。 山桜の周囲を廻ったり、近づいたり離れたりしながらシャッターを切る。これではまるでモデルさんのポートレートを撮っているようだなと、自分でも可笑しくなってしまった。 花は桜ばかりではなかった。 沢沿いの道端には(写真下、左上から時計周りに)ネコノメソウ(猫の目草)・ヒメレンゲ(姫蓮華)・マルバスミレ(丸葉菫)・ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)など、春の花が湧くがごとくあふれていた。 この日は、奥多摩川から以前の1.5倍もの時間をかけて山頂にたどり着いた。 自分にとって棒ノ折山は、体調・体力を測る体温計のような山だと以前書いたことがある。その点ではあまり良い状態ではないのかもしれない。 ただ、ものは考えようだ。ゆっくりでも山に登れるだけまだよしとしよう。 付記:山頂中央の山桜の幹に5月に行われるというトレイルランの掲示が掲げられていた。桜の木に対する思い入れが強いこと、トレイルランをあまり快く思っていないこともあるからかもしれないが、ちょっと無粋ではないかという思いを禁じられなかった。 (13.4.20) |
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続・春来たる 辛さを感じる山歩きにも、足元や行く手に安らぎを感じる時がある。 早く歩けない自分にいら立ちを覚えるとき、慰めを与えてくれる花々がある。 鈍足の足止め 後人に路ゆずる 写真撮るとて止まるふう見せ 山路来て われを追い越す早乙女の 彼方に見ゆる山桜花 写真は左上から時計回りにジュウニヒトエ(十二単)・シュンラン(春蘭)・ミツバツツジ(三葉躑躅)・ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛) (13.4.14) |
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ヤマザクラ(山桜) 里の桜も、そろそろ花びらが風に舞うようになった。 南高尾山稜とはいえ、里に近いこの辺りでは山桜も似たような状況になっている。 これから少しづつ高みに観察場所を移していけば、まだまだ花見が楽しめるはずだ。 登り続けられればだが……。 (13.4.1) |
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ウメ(梅)とカタクリ(片栗) 日向和田から山伝いに青梅まで歩く。スタートを梅の公園、ゴールを天祖神社のカタクリで結ぶという、(自分でいうのもなんだが……)洒落たコース取りになった。 今年は桜の開花も早いが、梅も同様らしい。それでも悲しいかな経年よりスカスカの感じがした。ウイルスのせいで伐採されてしまったのからだろうか。 天祖神社のカタクリは今が盛りだった。残念ながら群生地の北斜面には立ち入れなかったが、道路沿いから振り仰ぐ形で写真が撮れた。見方によってはこの方が良かったかもしれない。 アズマイチゲ(東一華)も、花は開ききってなかったが、どことなく遠慮がちに咲いていた。 (13.3.22) |
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スミレ(菫) スミレのハンドブックを片手に再び南高尾山稜を歩く。 しかし歩くのにせわしなく、一度として本を取り出して調べることもしなかった。とりあえずシャッターだけは押しておく。 自宅に戻ってから改めてハンドブックを開いてみる。 葉っぱに毛が生えていたか、距は太かったかどうか、萼片に付属体があったか、香はどうだったか……等々。覚えていることは少ない。ページは先に進んだり、前に戻ったり、また進んだり。まったく酩酊状態だ。 それでもカード合わせの「神経衰弱」のように、とりあえず名前と写真を組み合わせてみた。 写真左上から時計回りに、タチツボスミレ・ヒメスミレサイシン・コスミレ・エイザンスミレ。 「神経衰弱」のカードを開いてくれる人はいるのだろうか。 (13.3.17) |
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春来る 高尾山域の尾根を歩く。 陽当たりのいい地面にはスミレ(菫)が咲き、山腹にはダンコウバイ(檀香梅)の黄色い花が泡立っている(写真左上)。谷筋に降りれば、沢沿いにアズマイチゲ(東一華)が陽に向かって花開いていた(写真右下)。 (13.3.12) 追記 :スミレについて少し調べてみた。右上がタチツボ、左下がアカネスミレのようだと思うが、どうだろうか……。 |
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ノイバラ(野茨)? トゲのある低木が雪面から飛び出している。そばを歩くと、とげが衣類の裾や袖に引っかかり、時には体にまで達することもある。 子になる花を守るというなら分からぬではないが、こんな雪の季節、何に対して牙をむいているのか。 よく見ると小さな赤黒い粒がついている。 大事にに守った花が、実になったんだ。 でも、大切にし過ぎるのも考えもの。 いいかげんにしないと嫁に行きそびれてしまうぞ。 (2013.1.26) |
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マルバダケブキ(丸葉岳蕗)・ツルウメモドキ(蔓梅擬) 石尾根で見かけたマルバダケブキの花柄。ポンポンのようなタネが飛んでいった名残だ。その名残もまた花のように見えるのが、少し悲しい(写真上)。 写真下は、鷹巣山のまき道で見かけたツルウメモドキの種。こちらはわずかに種が残っている。黄色の果皮の中に朱色の仮果皮も見えている。果皮がまるで黄色の花のように青空に映えていた。 (13.1.3) |
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これ以前のデータは「山の花 バックナンバー7」に保存してあります。 |