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山のアルバム バックナンバー 1



山で見かけた花から、「花のようなもの」まで載せています。
名前のわからない花もあります。もしご存じでしたらお教えください。
また、間違いなどありましたらご指摘いただけると幸いです。

2009.1.10から2009.11.23のデータを保存してあります

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これ以降のデータは山の花 バックナンバー5」に掲載しています


シシウド(猪独活)

青空に打ち上げられた白い花火。
霧氷をまとった木々の中で、ひとり孤高を保っていた。
シシウドであろうか。
湯ノ丸山にて。
(09.11.23)

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アジサイ(紫陽花)

生藤山に登る。春には桜で有名だが、この時季にも十月桜が花をつけていた。
和田の部落から登り始めてすぐのところに紫陽花の花が残っている。とうに盛りは過ぎ、葉は焼け、花びらは枯れ始めているものもあったが、まだ青い色が残り火のように点っていた。

枯れるともまだ色失なはぬ
紫陽花の花のごとくに
われも生きなん

(09.11.8)



センブリ(千振)

薬草として有名なセンブリ。
リンドウの仲間でもあるらしい。
小さな体ながら天を突き刺す勢いでつぼみを付けていた。
日の出山にて。
(09.11.3)

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紅葉

笠取山の稜線は、シャクナゲの葉っぱで埋まっていた。紅葉は里に向かって下り始めている。
見事に染まった楓の紅葉を下山途中見かけた、。商店街の「造花」のようだと感じてしまうのは毒されている証拠?
(09.11.1)

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リンドウ(竜胆)

の季節の花といえば定番だ。
飯盛山の山頂には、気候もよかったこともあり1時間以上もいた。
はじめは閉じていたつぼみも、見ている間に少しずつ開いてきた。
(09.10.11)

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谷底の紅葉

瑞牆山のてっぺんから谷間を望む。
温められた水分が水蒸気となって立ちのぼるなか、色づいた葉が散見できた。
これから紅葉は平地に向けて流れ出すのだろう。
(09.10,1)
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イタドリ


漢字では「虎杖」とも書くようだが、なんだか日本語には据わりが悪いので、あえて上には載せなかった。むしろ語源になっている「糸取」(皮から糸状の繊維をとるから)「痛取」(痛みを取るのに用いられるから)のほうがしっくりする。
どこにでもある草(木?)で、「スカンポ」などとも呼ばれる。茎を折った時の音、食べると酸っぱいことからきているようだ。食用にもするらしい。個人的には、取っても取っても生えてくるしぶとい雑草というイメージが強い。
御前山の山頂にたわわに実っていた。満開の花と思っていたら、これは実であるらしい。
白いものが本種で、このように赤みを帯びているものを「ベニイタドリ」、別名「名月草」などとも呼ぶ。
全てネット情報から受け売り。
(09.9.26)

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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

天神平から谷川岳山頂を目指す。稜線にある熊穴沢避難小屋に出るまでは尾根の北斜面をまく。
秋とはいえどまだ日差しは強い。日陰のこのルートは暑さも疲労も和らげてくれる。
花の少なくなったこの時季、その斜面ポツポツと咲いていた。
(09.9.17)

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ミヤマリンドウ(深山竜胆)

つぼみの濃い青が目にしみるようだった。
開花した澄んだ青もすてきだ。
これはその中間。紫の絞りの帯しめて、これからどこへ出かけるの。
木曽駒千畳敷にて。
(09.8.27/28)

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花の道

御坂山塊へ出かける。三ッ峠側には何度も出かけたが、こちらは初めて。
奥多摩に比べると花の種類が多い気がする。
左上から時計回りに、キバナアキギリ(黄花秋桐)・テンニンソウ(天人草)・メタカラコウ(雌宝香)・レイジンソウ(伶人草)。
ちなみに、レイジンソウはトリカブト(鳥兜)の仲間で毒草だそうだ。
(09.8.25)


花鳥山脈

むかし「花鳥山脈」というレジャー施設があった。今回の八ヶ岳山行はそんな名称を想い出させてくれた。
左上から時計回りにホシガラス・ホソバコゴメグサ(細葉小米草)・イワヒバリ・タカネツメクサ(高嶺爪草)
花はこのほかにもたくさんあったが、旧友に出会ったような懐かしさをすべてに感じた。
(09.8.19/20)

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イワツメクサ(岩爪草)

10枚の花びらに見えるが、実は5枚の花びらがそれぞれ2つに割れているもの。
仲の良い5組の夫婦が寄り添って暮らしている小さな星。緑の宇宙にたくさんまたたいていた。
そういえば、ここ乗鞍岳には国立天文台のコロナの観測所もあったっけ。
(09.8.12)

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レンゲショウマ(蓮華升麻)

思い立って、御岳山のレンゲショウマを見に行った。
山歩きでふと見かけるこの花は愛らしいが、群生しているのはどうなのかと疑問に思っていた。
……いや、なかなかに可愛い。群生していても、面としと見る花ではないから、ひとつひとつに目がいく。それで群生から受ける負のイメージを免れているのだろう。
現在、3分から5分咲きというところ。玉のような蕾もまた可愛い。
桜のように一気に咲かないところもいいのかもしれない。
ただ、人だけが群れていた。
(09.8.9)


花火

【画像の上にマウスポインターを移動してください。】
石尾根ではどこででも会えるマルバダケブキ(丸葉岳蕗)。
ならば、こんな遊びも面白かろう。
「たまやーぁ!」「おっといけねぇ。まるやーぁ!?」なんてね。
雲取山にて。
(09.8.5)

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ハナイカリ(花錨)

花には似て非なるものが多い。アヤメ(菖蒲)・カキツバタ(杜若)・ハナショウブ(花菖蒲)やオトギリソウ(弟切草)・ビヨウヤナギ(美容柳)・キンシバイ(金糸梅)などの仲間。
名前にも「ハナイカダ(花筏)」「イカリソウ(錨草)」など似たようなもの、紛らわしいものがある。
そして、この花の名は「ハナイカリ」。いつまで混乱せずに覚えていられるだろうか。
大菩薩嶺にて。
(09.7.27)

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クガイソウ(九蓋草)

この時季、紫色の花が多いのか。
ハクサンフウロ(白山風露)やウツボグサ(靫草)などがやたらと目につく中に、クガイソウが天に向かって背伸びしていた。
入笠山にて。
(09.7.20)

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カラマツ(唐松)

千本ツツジに登る。当然ツツジはない。
かわりに唐松の実が迎えてくれた。鱗片は、まだ赤ん坊の爪のようだった。
頭のてっぺんに付いているのは花(?)か。
(09.7.11)


マタタビ(木天蓼)

梅雨時の日差しを盗むようにして山に出かける。午後の出発なんて初めて。
お手軽に出かけられるところは限られている。奥茶屋に向けて車を走らせる。
山間部はまだ雲が垂れこめていた。降られる前に棒ノ嶺まで行ってこようと、ひたすら登る。山頂でも長居はせずに、すぐに下山に取りかかる。
下山途中、山葵田の近くにマタタビの花が咲いていた。葉っぱが白く色づいているので目立たないが、それでも精一杯自己主張しているようだった。
(09.7.4)


サラサドウダン(更紗灯台)

君は誰に向けてその鈴を振るのか。
山の風に吹かれて静かに揺れる可憐な鈴。
「更紗」の名を付けられたその鈴は、緑の海に向けて自己を主張する灯台。
(09.6.20)

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コアジサイ(小紫陽花)

ウスバ尾根の登り口近く、唐松林の中に群生していた。
杉林だったら光も差し込まず、群生はしなかったのではないか。
覚悟を決めて登り始めたウスバ尾根。力を抜くのに役立ったよ。
(09.6.13)

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アヤメ(文目)

「菖蒲」と書いて「あやめ」と読ませることもあるようだが、それは失礼というもの。
おいら曲がったことが大嫌い。葉っぱは真っ直ぐ天を指し、つぼみの槍はこの世をを串刺しだ。
ショウブやカキツバタのような湿地を好む軟弱ものとは大違い。お天道さまの下ならどこでもござれだ。
三湖台にて。
(09.6.7)

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イワカガミ(岩鏡)

茅ヶ岳ではいつもこいつに出会える。というより、イワカガミが咲く季節にここを訪れることが多いのだが……。
草むらや岩場で可愛さをアピールしているオチビちゃんといった風情だ。
同行の友人は「コイワカガミではないか」と言っていたが、コイワカガミはイワカガミの高山型とする説もある。説はともかく、雰囲気としてはコイワカガミででもよかろう。
(09.5.23)


コナシ(小梨)

水根から六ッ石山に登る。ハンノキ尾根までは単調な急登が続く。ハンノキ尾根に出てからは風景も開け、快適に歩くことができる。ときおりかかる霧も、風景に花を添えるものとなる。
下山は石尾根を使い奥多摩まで。途中、三ノ木戸林道分岐で白い花が目についた。まさかと思ってよく見たらやはりコナシだった。千本ツツジにコナシがあるのは知っていたが、こんなところにも生えていたんだ。
石尾根を結ぶ2本のコナシ。またいつか、このコナシをつなぐ登高ができるだろうか。
(09.5.16)


アカヤシオ(赤八潮)

名栗湖側から蕨山に登る。
朝からの晴天を期待していたが、登り始めは山頂部に雲がかかっており、ときおり小雨もちらついた。しかし稜線に出てからは青空が広がり、さわやかな気候となった。
2時間以上かかってたどり着いた蕨山山頂にはアカヤシオが咲いていた。昨日の雨で打ちつけられてうつむきだったが、思いもよらず出会えたアカヤシオに疲れを癒された。
(09.4.26)





ヤマザクラ(山桜)・ヤシャブシ(夜叉五倍子)

桜の開花を期待して棒ノ嶺に登る。
例年、里の桜の開花から予測して登るのだが、早すぎたり遅すぎたりでなかなかタイミングが合わない。それに、天候の状況にも左右される。
今年、山頂の山桜は満開の花で迎えてくれた。何かいいことがありそうな気がした。

山頂にはヤシャブシの木もある。
前回来たときは昨年できた実だけだったが、この日は葉も開き、花も咲いていた。
ヤシャブシの花、以前どこかで見たことがあるかもしれないが、それと認識したのは今回が初めてだった。
(09.4.19)


ミツバツツジ(三葉躑躅)

県界尾根を生藤山から陣馬山まで、早春の風景を楽しみながら歩く。
尾根道に張り出すようにしてミツバツツジが咲いていた。
(09.4.11)



アセビ(馬酔木)

高水三山を軍畑駅から御岳駅までまじめに歩く。
昔はいつもこのルートだった。しかし近年、車を使って入山するようになっていた。
心を入れ替えて、駅から歩くのも悪くない。
山頂ではピンクのアセビが出迎えてくれた。
(09.4.4)


カンヒザクラ(寒緋桜)

急遽、高尾山に登ることになった。
奥の院の前に見事な寒緋桜が咲いていた。

花冷えに咲ける高尾の寒緋の桜
競ひて建ちぬ
朱塗りの柱

(09.4.1)


スギ(杉)

石尾根を歩く。
朝方、よほど気温が下がったのだろう。杉の葉が真っ白になって、花が咲いたようになっていた。でも、この花は花粉をまき散らさないのが救いだ。
白いのは、霜なのか霧氷なのかは分からない。里では桜の花が満開になろうかというのに。
(09.3.31)


ヤシャブシ(夜叉五倍子)

北風が強い山中で、君はもう早春の準備をしている。
過ぎ去りし記憶を懐かしむように、秋に結んだ実を残し。
それは女性の髪飾り。
風に乱れ流れる髪と心をひとつに束ねるのか。
棒ノ嶺山頂にて。
(09.3.7)


アブラチャン(油瀝青)

山頂の雪を期待して、今回は影信山に登る。
下山時、色彩を失った山中に黄色い花を見つけた。
星のように小さく輝いていた。
(09.2.28)


スギ(杉)

画面中央に煙のように沸きたっているものが見えるだろうか。
はじめはどこかの採石場の粉塵かと思っていた。しかし先日スギ花粉の立ち上る様を見て、やはりスギ花粉が舞い上がっているのだと確信した。
自身もスギ花粉症で、この日からは鼻水に加えて、目までがかゆくなってきた。
「花のページ」に不似合いだが、花粉だから「花」には違いなかろう。
日の出山にて。
(092.14)



ロウバイ(蝋梅)


ロウバイで有名な宝登山に登る。
標高497mの低山。それでも山麓から山頂までロープウエーが走る。
実は、昨年はこのロープウエーでロウバイを見に行った。今年は少し体力が戻ったので、歩いて登ることにした。
45分もあれば山頂に着く。山頂のロウバイ園は花盛りだった。
ロウバイの彼方に、遠く両神山や武甲山が望める。奥秩父の連山は雪をまとっていた。
(09.2.1)



ミツマタ(三又)

人里(へんぼり)の集落に、そこだけ華やいだ空間があった。
開花していないミツマタの、まだ固いつぼみ。
花の咲く頃また来てみよう。
(09.1.24)

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ヤマアジサイ(山紫陽花)

立ち枯れたヤマアジサイの花が、雪のスクリーンの上に吹き飛ばされ、転がり、埋まっていた。
もうこれ以上、どこにも行かなくていいよ。
(09.1.10)

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これ以前のデータは山の花 バックナンバー3に保存してあります。


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