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山のアルバム バックナンバー 5



山で見かけた花から、「花のようなもの」まで載せています。
名前のわからない花もあります。もしご存じでしたらお教えください。
また、間違いなどありましたらご指摘いただけると幸いです。

2010.1.19から2010.12.4までのデータを保存してあります

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これ以降のデータは「山の花 バックナンバー6」に掲載しています。


フユザクラ(冬桜)

鬼石の桜山公園に冬桜を見に行く。
猛暑の影響か、今年は花の付きが悪いそうだ。それでも、場所によっては薄い花霞がかかっていた。
もう少し時季が早ければ、紅葉との鮮やかな競演が楽しめたかもしれないと悔やまれた。
(10.12.4)


リンドウ(竜胆)繚乱

紅葉を求めて川苔山から日向沢の峰を歩く。
紅葉はいまひとつだった。しかし稜線をを下りてからのリンドウは見応えがあった。
群落というほど密生してはいなかったが、足下のそこここにある花の数、花の付き方、花弁の開きようなど、長い下山路を短く感じたほどだった。
(10.11.2)

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氷点下の花

今季最高の冷え込みになった日、雲取山の山頂は冬の装いだった。
昼近くにもかかわらず霧氷が残っていたし、霜柱は梅雨時の菌糸のごとくはびこっていた。
山頂にあるマユミ(檀)の実は、氷から解放された直後であったのか水滴をしたたらせ、生き生きとして見えた(写真右下)。
(10.10.27)

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リンドウ(竜胆)

マツムシソウも終わった浅間隠山の山頂近くで、たくさん見かけた。
花ばかりでなく、葉までもが濃い紫に染まっている。まるで、鮮やかな紫が花から染み出たようだ。
「竜胆」、熊の胆ではなくて竜の胆か……。
(10.10.16)


トリカブト(鳥兜)

天目山の南面を巻く長沢背稜登山道。そのいっかくで見かけたトリカブトの群生。
花の少ないこの季節、幾多の登山者の目を和ませたことだろう。
(10.10.7)

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ヤマホトトギス(山不如帰)

托卵する野鳥、ホトトギスの名を冠されたきみは質素な花だ。
半日陰の山路に低く背をもたげ、目立ちすぎることなくその花を開いている。一株に二つか三つと控えめだ。
かの鳥の胸の模様に似ている故に付けられた名を、きみはなんと思うのだろうか。
(10.9.29)


カメバヒキオコシ(亀葉引起)

山路でよく見かける雑草。
花を見たのは今回が初めて。
見かけていても認識していなかっただけなのかもしれない。大変失礼した。
特徴的な葉の形は、花を引き立たせるための脇役であったのか……。
榛名山にて
(10.9.21)
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きみの名は?

白谷沢で見かけた。
葉っぱを思い切り四方に張り出し、日の光を取りこぼすまいとしている。茎の周辺に可愛いピンクの花。シソ科の草のようだ。
葉っぱが変わっているのですぐに名前が分かるだろうと思っていたが、捜索は困難を極めた。
お心当たりの方、ご一報頂きたい。
……と、相変わらずの他力本願で申し訳ない。
(10.8.29)
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メハジキ(目弾き)

またまたカセージンさんからご一報頂き判明した。
カセージンさんには、当ホームページの「専任捜査官」になって頂きたいくらいだ。
大感謝である。


サワギク(沢菊)

笠取山南面の登山道。まわりには岩も多い。
ここが水干沢の始まりであることを示すように、たった一本だが揺るがずたたずんでいた。
仰々しい水干の標識などいらぬ、と言っているかのごとく。
(10.8.22)

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棒ノ嶺の北面にある登山道(山葵田に沿っている所)で見かけました。
上は薄いピンクの2枚の花びらを持つ控えめな花。下は十字架から後光(雄しべ)が差しているように見えるはで目な白い花。対照的ですが、どちらも小さな花でした。
どなたかご存じの方がいらしたら、お教え頂けると有難いです。
(10.8.13)

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ハグロソウ(葉黒草)・センニンソウ(仙人草)

カセージンさんからメッセージを頂きました。
上の花は「ハグロソウ」というそうです。二枚の花びらが特徴的です。
下は「センニンソウ」とのこと。似た名前の花に「テンニンソウ(天人草)」というのもあります。
カセージンさん、ありがとうこざいました。
(10.8.14)


天狗山花四景

馬越峠に車を停めて天狗山に登る。
今日も天候ははっきりしない。それでも雨にだけは遭わずにすみそうだ。
岩場の稜線を歩きながら花の写真をカメラにおさめる。
左上から時計回りで、ミヤマママコナ(深山飯子菜)・カワラナデシコ(河原撫子)・ヤマハギ(山萩)・イワインチン(岩茵陳)。
それにしても「イワインチン」とは変わった名前だ。
(10.8.8)

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三頭山花四景

三頭山を歩く。鞘口峠から登り、三頭大滝に下る。雲が多く眺望はきかなかったが、足下の花には恵まれた。
左上から時計回りに、アマドコロ(甘野老)の実・オカトラノオ(岡虎の尾)・タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)・レンゲショウマ(蓮華升麻)
レンゲショウマの開花はは思いの外だった。
そろそろ御岳山に行ってみようか……。
(10.8.6)


イケマ(生馬)

アイヌ民族が、この根を薬草として用いたとのこと。利尿、強精、強心薬のとして効能があったとか。
「生馬」はその当て字。「馬を生かす」とは、なんと的確な漢字のふり方か。
小楢山にて。
(10.7.31)


シモツケソウ(下野草)

シモツケがやたらと目につくこの山域で、数少なくも、花びら(?)を思い切り開花させてせいいっぱい自己主張していた。
湯ノ沢峠付近で。
(10.7.24)

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ネジキ(捩木)


釈迦ヶ岳への稜線で見かけた。この季節にドウダンツツジ、ましてやアセビはないだろう。
この花を見つける前から、同行者はクチナシの香りがすると言っていた。確かに鼻を近づけてみると甘い香りがかすかにただよう。
家に帰ってからネットで調べてみた(このところ、おおいにお世話になっている)。
ネジキという木の花がこれに近い(違っていたら、どなたかご指摘ください)。木の幹がねじれているからこの名が付いたようだ。アセビと同じで有毒だとか。
(10.7.19)

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キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)

雁ヶ腹摺山登山中にたくさん見かけた。
なんでも、長野から山梨にかけての高原に咲くオダマキにこのてのものが多いとか。
はじめは、ヤマオダマキの枯れかけたものかと思った。
個人的には上部の萼(?)が紫のものの方が好きなのだが……。
(10.7.17






クリンソウ(九輪草)

入笠山にスズラン(鈴蘭)を見に行く。この時季は車掌規制を行っているが、幸運にも規制時間少し前だったので、そのまま侵入できた。しかしスズランの最盛期には少し早かったようで、まだ成長途中という感じで、花も少なかった(写真上)。クリンソウも群生と言うにはほど遠い状態。今年は花が少ないのか。
入笠山にも登ったが、車のまま登ってきたために大幅に時間を短縮できたので、近くにある守屋山をはしごすることにした。
ところが、入笠山で得られなかった花々を守屋山で身近に眺めることができた。
登山口近くの湿地帯ではクリンソウの群落に接することができたし(写真中)、山頂(写真下)や登山道ではレンゲツツジ(蓮華躑躅)が見あきるほどあった。
標高差が大きな理由だとは思うが、もしかすると入山者が増えたことによる影響もあるのかもしれない。
(10.6.11)

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アズマシャクナゲ(東石楠花)


思い立って出かけて花期にピッタリ合うことは少ない。
今年の棒ノ嶺の山桜がそうだった(「山の花」10.4.18〜5.2参照)。
前もって計画していても思い通りになったためしがない。そもそも、人生からしてそんなものだ。
その点、今回の笠取山はグットタイミングだった。
車を動かし始めてから行き先を決めた。JRのCMではないが、「そうだ、笠取山に行こう!」てな具合に。
最盛期は少し過ぎていたものの、笠取山の尾根筋は「シャクナゲ街道」と呼べるほどの開花が見られた。
(10.6.6)




キンラン(金蘭)

環境省によるレッドデータブックの絶滅危惧類に登録されているという。
そういえば、この頃山でも見かけなくなったような気もする。
陣馬山にて
(10.6.2)


バイカオウレン(梅花黄蓮)

金峰山の登りしな、花の少ない針葉樹林の中で見かけた。
花びらも葉っぱも仲良く5枚。
白い花がウメのような形をしているのでこの名が付けられたらしい。しかし、花びらと見えるのはがくだとか。
「黄蓮」は黄色いハス。黄みがかった茎で、ハスのように首をもたげているからか。
小さなかたまりになって、あちこちにで群生していた。
(10.5.27)

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ヤマツツジ(山躑躅)

友人と伊豆ヶ岳に登る。
鎖場を経て山頂(写真上)に到達した僕たちを迎えてくれたのは、今を盛りのヤマツツジの繚乱だった。
緑の背景にちりばめられ薄いオレンジ色は、自己を主張しすぎるでもなく、周囲の色彩と調和を保っている。
期せずして出会えた光景は、その故にこそ、いっそう輝いて見えた。
(10.5.22)


ネコノメソウ(猫の目草)

ネコノメソウにもいろいろな種類があるらしい。ヤマネコノメソウ・ボタンネコノメソウ・コガネネコノメソウ・ハナネコノメ等々。そしてただのネコノメソウ。
これがどのネコノメソウにあたるのかは分からないが、日陰になった山の斜面で、猫の目のように光っていた(命名の由来は、その由では無いらしいが……)。
黒川鶏冠山にて。
(10.5.16)



ミツバツツジ(三葉躑躅)


「ミツバツツジというのは、正確には雄しべが5本から6本あるやつをいうらしいよ。」
「へぇー、そうなんだ。知らなかったよ。」
じゃあこれまでミツバツツジだと思って見てたのは、違っていたかもしれないってこと?」
「雄しべが10本あるのはトウゴクミツバツツジというそうだ。」
「でもさー、いちいち雄しべの数を数えてなんかいられないからなー。
みんなまとめてミツバツツジでいいなじゃないかな。」
「確かにそうなんだけどね……。」
六ッ石山付近にて(後方は御前山)
(10.5.8)





満開

我ながら愚かしいことをしているような気もしないではない。
この山桜の満開に立ち会わなければならない理由などあるわけはない。ただ見たいという自分の気持ち以外に。
今年は開花に遭遇するために3回ここに来た。
例年と比べると1週間から2週間は遅れているようだ。

しかし、君はなんど見ても美しい。
(10.5.2)



またしても……


棒ノ嶺山頂の山桜の開花を期待して、2度目の挑戦。
しかし、またしても……。
これは奥多摩側の下山口にある(たぶん)大島桜。5分咲きといったところ。
しかし、山頂広場中心にある山桜はまだひとつも開花していなかった。

いくたびも通いつめなん恋心
君開くまで
山桜花

(10.4.25)

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ミヤマシキミ(深山樒)

4月上旬に陣場山に行ったとき、ふもとで見かけ気になっていた花だ(「山の花」10.4.9参照)。今回も戸倉三山の縦走路で遭遇した。
「ミヤマシキミ」といい、その赤い実が特に有毒だそうだ。
別名「タチバナモッコク(橘木斛)」ともある。
初めて見たとき、クサタチバナの(草橘)の花に似いてるなと思った。ミカンの花を連想するのは私だけではないらしい。
(10.4.21)

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残念!


満開の桜を思い描きながら登った棒ノ嶺。
10日前には高尾山で満開の桜に遭遇していたので、登る前から期待は膨らんでいた。
それでも、前日には東京で季節はずれの積雪があったので、一抹の不安はあった。

登り口に咲いているミツバツツジに期待にたかまる心を更に刺激されたが、登るにつれて雪が登山道を覆うようになってきた。尾根筋にはミツバツツジもまったく見られなくなり、期待は急速にしぼみ始めた。
はたして、山頂のシンボルともなっているヤマザクラの樹は冬の装いのまま枝を広げていた。
ほころび始めたいくつかの蕾もあるにはあったのだが……。
(10.4.18)



モモ(桃)

棚横手から勝沼方面を望む。
この季節、ブドウ畑よりも目につくのはピンクの毛氈を敷き詰めたような桃の畑だ。
泡立つピンクの花に覆われた集落の風景はいかにも温かい。
(10.4.11)





サクラ(桜)

陣馬山から高尾山まで歩く。
陣馬山ではまったく見られなかったサクラが、ここ城山では開花寸前になっている(写真上)。
標高差200メートルほどがこの違いを生じさせているのだろう。
更に下の一丁平(写真下)では、見頃を迎えたサクラが雲のように広がっていた。
(104.9)


バイケイソウ(梅尅吹j

サクサクサク……
地面の裏の世界から
冬の季節に突き刺して
春の切れ目を広げていく
緑のペーパーナイフ
サクサクサク……

御前山にて
(10.4.6)



フクジュソウ(福寿草)

陣馬山に登っての帰り、山里の野辺に咲いていた福寿草。
季節は急速に春に向かい、気温も高めの日が続いている。桜の開花もちらほらと聞かれるようになった。
初めは控えめだった福寿草も、だいぶ背丈が伸びて、太陽の光を浴びようとして我先に背伸びしているように見えた。
(10.3.22)



満開

前日、東京では一日中みぞれがちらついていた。
明けると久々の晴れ間。勇んで影信山に出かける。
日曜日とあって山頂は季節はずれの賑わいを見せていた。
賑わいを見せていたのは登山者ばかりではない。山頂のヤマザクラは雪をまとって真っ白に変身していた。まるで満開の桜のように。
(10.2.14)


ロウバイ(蝋梅)ふたたび

東京では前の晩から降った雪が積もり、通勤の足が乱れたようだ。凍結した路面に、近くの駅に行くまで行くのもけっこう苦労させられた。
そんんな苦労の末の日の出山だったが、山頂は霧にまかれて展望はきかず、朝のうち出ていた太陽もすっかり顔を隠してしまった。
雪山を満喫しての帰り、御嶽神社参道でロウバイをふたたび見かけた。満開の花を雪の下でけなげに咲かせている。白いキャンバスに点々と散らされた黄色い絵の具のように鮮やかだった。
(10.2.2)


ロウバイ(蝋梅)

梅に先駆けて花開くロウバイ。
里では盛んに甘い香りを漂わせているが、御岳神社の参道ではまだつぼみ。
標高差500mは一ヶ月ほど時をさかのぼらせてくれる。
平地のロウバイが一段落した頃、参道を行く人々の心を和ませるのだろう。
遠景の山は御岳山奥の院。
(10.1.19)

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これ以前のデータは「山の花 バックナンバー4」に保存してあります

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