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山のアルバム バックナンバー 1



で見かけた花から、「花のようなもの」まで載せています。
名前のわからない花もあります。もしご存じでしたらお教えください。
また、間違いなどありましたらご指摘いただけると幸いです。

2007.10.6から2008.12.23のデータを保存してあります

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これ以降のデータは「山の花 バックナンバー4
掲載しています



神代欅

気温が下がり、御岳山の神代ケヤキにも白い花が咲いた。
前日降った雪と霧氷のミックス。
白い古木が、青空に向かってのびやかに広がっていた。
(08.12.23)


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ワサビ(山葵)

花の姿が絶えたこの季節。
日当たりのいい谷間のワサビ田に、ワサビの花が咲いていた。
ここだけには春があるかのように。
棒の嶺南面登山道にて。
(08.12.20)

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松ぼっくり(唐松)

ふたつ、みっつと並んで付いていることが多い唐松の松ぼっくり。
「団子三兄弟」ではないが、仲のいい兄弟を思わせる。
大クビレ付近にて
(08.12.13)

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十月桜

昨年は12月に登った御岳山。今度は11月に来た。
紅葉をバックに十月桜が咲いていた。

葉も花も
咲き競いたり
御岳山

(08.11.30)
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珊瑚

葉を落とした広葉樹の小枝に着く霧氷。
紅葉した葉から氷の上着に着替えて、君はさらに美しい。
だがそれは、日が差すまでのかりそめの美しさ。
君は次第に雪に覆われ、いずれその姿を没するだろう。
北横岳にて。
(08.11.23)


ムラサキシキブ(紫式部)

山の中で鮮やかな紫色の実をつけていて、かなり目立つ。疲れを忘れさせてくれるほど印象的だ。
すぐに「ムラサキシキブ」という名が浮かんだが、「いや待てよ、こっちのほうが実の付き方が少ないからコムラサキシキブなのかもしれない。」と思い直し、調べてみた。
庭木などでよく見かける、豪勢に実が付いているのがコムラサキシキブだそうだ。どうやら、こちらがムラサキシキブらしい。
実の数こそ少ないが、山にあるほうに「小(こ)」が付いてないのは嬉しかった。
御前山にて。
(08.11.1)

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リンドウ(竜胆)

竜ヶ岳に登る。
登山道のあちこちに、秋の代表的な花、リンドウが目立つ。しかし登り始めた時間が早かったためか、みんな巻き貝のように花びらを閉じている。
山を下りる時はだいぶ陽が高くなっていた。リンドウの花は、申し合わせたかのように全て開いていた。
(08.10.18)

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マイヅルソウ(舞鶴草)

同行の友だちは「コケモモ」だと言ったが、実はマイヅルソウの実。
陽の光を浴びて、ルビーのように輝いている。
口に含んでみる。甘く、そしてかすかに渋みが感じられる。
周囲にはイワカガミ(岩鏡)の葉が茂っていた。
東篭登山にて。
(08.10.13)

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紅葉

金峰山に登る。
標高2000mを超えたあたりから紅葉が始まっていた。
金峰山の南面には赤・黄・緑のまだら模様が広がる。
足下には霜柱の残骸も転がっていた。
(08.10.4)

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枯尾花(カレオバナ)

「狐火の燃えつくばかり枯尾花」(蕪村)
「尾花」というのだから、花の仲間に入れてもいいだろう。
狐火よりは、北風がお似合いな枯尾花。
笠取山にて。
(08.9.27)

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サルオガセ(猿尾枷)

見事な」という言葉が適当かどうかわからないが、これほどのサルオガセを見たことはない。
唐松の枝からしたたり落ちるかのように垂れ下がっている。
唐松本来の姿を覆い隠し、別種の生物のようにも見える。
櫛形山にて。
(08.9.23)

※菌連記事「山のアルバム」


ワレモコウ(吾亦紅)

「吾亦紅」という歌があった。
過去を悔いる歌、母を乞うる歌、やたら悲しい歌だが、なぜか心に残っている。
奥多摩、日出山にて。
(08.9.20)



マツムシソウ(松虫草)


今年3月に行った飯盛山にまた登った。
霧が深くて八ヶ岳も南アルプスも見られなかったが、この花がやたらと咲いていた。
名前の由来は、松虫が鳴き始める頃に開花するからだそうだ。
それだったら「スズムシソウ」でも「クツワムシソウ」でもいいじゃないかと思って、ネットで調べてみた。
咲き終わったときの姿が、巡礼が使う「鈴虫」という伏鉦(ふせがね)に」いるからだという説もあるらしい。
真偽のほどは分からないが、美しくも謎に満ちた花だ。
(08.9.15)

※「山のアルバム」(08.3.29)参照



ハギ(萩)

草かんむりに秋と書いて「はぎ」。草でもないのには秋の七草に入っている。
でも、秋を代表する花であることにかわりはない。
山にもたくさんのハギがあった。咲いている場所によって、微妙に色合いが違う。
他に、オトコエシ(男郎花:左上)・ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草:右下)などがあった。
高水山・岩茸石山にて。
(08.9.14)

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アゲハチョウ(揚羽蝶)

森進一の歌に「花が女か 男が蝶か、蝶のくちづけ うけながら……」なんてのがあった。
アゲハチョウ、どこにでもいるチョウだが、妙に艶やかだった。
思わずカメラを向けたら、ふとこの歌が浮かんできた。

シモバシラ(霜柱)
真冬によく見かける霜柱。もちろん足下の土が盛り上がるやつではない。
枯れた草の水分が凍結してはみ出したもの。
「山の花」でも2度ほど取り上げたことがある(06.11.19 08.1.19)。
いつか生の状態でその草を見たいと思っていた。
陣馬山の下りしな発見。
珍しいものではないらしく、何カ所かで見かけた。
冬のシモバシラを知っているせいか、懐かしいような、愛おしいような感慨にとらわれた。
(08.9.6)

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コウリンカ(紅輪花)


大菩薩連嶺のいたるところに、わがもの顔に咲いている。
シカがマツムシソウ(松虫草)やヤナギラン(柳蘭)を喰ってしまったため、これだけが増えたのだという。不味いのだそうだ。
「蓼食う虫も好きずき」ではないが、蜂は盛んに蜜を吸っていた。マツムシソウやヤナギランがなくなったため、仕方なくこの花に群がるようになったのだろうか。
(08.8.9)

※関連記事「山のページ」



高山植物

鞍岳にバスで登る。楽して高山植物が見られる所だ。
懐かしい花々に再会することができた。
左上から時計回りに、クロユリ(黒百合)・コマクサ(駒草)・ヨツバシオガマ(四葉塩釜)・イワギキョウ(岩桔梗)
(08.8.5)

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ヤマユリ(山百合)・ウバユリ(姥百合)

ヤマユリはよく日の当たる斜面に、ウバユリは木立がある半日陰に、ぞれぞれの場所で、それぞれのありようで咲いている。
どちらかが他方を羨むでもなく、自らを誇るでもなく、ただそこにある。
名前を付けたのも人間。価値を見いだすのも人間。
擬人化を嗤うように咲いている。
大岳の登路にて。
(08.8.2)

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ノリウツギ(糊空木)

川苔山の山頂付近は、ノリウツギの花盛りだった。
少し前まで、この花の名前すら知らなかった。知ろうとも思っていなかった。
花の形からアジサイの仲間だろうと思っていたが、そうではないことも最近知った。
(08.7.26)

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サラサドウダン(更紗灯台)

貝塚のように、はい出した後の昆虫の卵のように、地面に無造作に転がっていた。
もともと堅めの花びらだからか、ミツバツツジのように形を崩さず、色も褪せず。
鷹巣山にて。
(08.7.12)

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鹿の子模様と矢車と

雁ヶ腹摺山に登る。
途中、コメツガ(米栂)の新芽が出ていた。みごとな鹿の子模様だったので、思わずカメラを構えてしまった。
下山途中。アザミの葉だろうか、見事な同心円を描く草があった。キク科の植物であろうと思うが、なんの葉なんだろう。
この日、富士山はあまりはっきりとは見えなかった。
(08.7.5)





スズラン(鈴蘭)

上の風景を友だちにメールで送ったら、「草原だ」と言われた。
しかし、よく見ると葉っぱの下に控えめに咲いているのだ。
これが本来のスズラン。別名キミカゲソウ(君影草)ともいう。
「君を偲んで影に咲く花」と勝手に解釈してみた。
イラストなどで見かけるのは「ドイツスズラン」といって花が葉っぱの上に咲く。
あなたはどちらがお好みだろうか。
入笠山にて。
(08.6.14)


アケビ(通草)

山でアケビは珍しくない。林道や登山道の脇などでもよく見かける。
ただし果実としてのそれで、花を見かけたことはない。
今回初めてお目にかかったが、いったい何の花なのかとかなり首をひねった。
ツル性の植物であることは見てすぐにわかったが、アケビと判明するまではずいぶん時間が必要だった。
山梨・杓子山にて。
(08.6.7)


レンゲツツジ(蓮華躑躅)

名は体を表すというが、よくもこの名を付けたものだと思う。
つぼみの間は、まさに「蓮華」だ。
開花してしまったらそれとは気づかれないかもしれないが。
三窪高原にて。
(08.6.1)


イワカガミ(岩鏡)

この花に会うと、山にやってきたなーという思いが湧いてくる。
何年ぶりだろう、イワカガミに出会ったのは。
最後に見たのがどこだったかも忘れてしまったが、復帰後、最初に会ったこの日のことは忘れないだろう。
茅ヶ岳にて。
(08.5.17)

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オキナグサ(翁草)

かつては日本の山のあちこちに自生していたものだという。しかし自然環境の悪化により激減し、レッドデータブックにも絶滅危惧種とし掲載されているらしい。
うつむき加減に咲くその姿は、人生経験を経て謙虚になった、まさに翁のように見える。
霧訪山(きりとうやま)にて
(08.5.4)

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ヤマザクラ(山桜)

棒ノ折山の山頂には大きな桜の木が3本ある。ひとつは山頂の標識の間近にあるヤマザクラ(山桜:写真上2つ)。もうひとつは山頂広場南側の東屋近くにあるオオシマザクラ(大島桜:写真左下)らしきもの。更に、南西の案内板近くにある桜(山桜のようだが、標識近くのそれとは少し種類が違うような気がする:写真右下)。
3月23日に登ったときにはまだ葉っぱすら出ていなかったのに、今日は全ての桜の樹が花を咲かせていた。しかも、ほとんど満開だった。
(08.4.29)


谷間の春

棒ノ折山に奥多摩側から登る。
以前なら1時間ぐらいで山頂に着いたものだが、その1.5倍ぐらいかけてゆっくり歩く。それでもきつい。ミソサザイのさえずりを聞きながら休み休み登山道をたどる。
昨日は東京で桜の開花宣言があったようだが、山頂の桜のつぼみはまだまだ堅かった。しかし、棒ノ折山の南斜面にあたる奥多摩側の沢では春の花が開き始めていた。
タチツボスミレ(立ち坪菫…左上)、ミヤマキケマン(深山黄華鬘…右上)、アズマイチ(東一華…左下)、そして名前の分からない花々。
(083.23)
※右下の写真について、友人から指摘があった。カキドオシ(籬通)という名称だとか。その蔓が垣根を通すほど強いのでこの名が付いたとのこと。


オカトラノオ(丘虎尾)?

サラシナショウマ(晒菜升麻)かオカトラノオか迷う。
種子の形状が前者とは違うような気がする。
ここではとりあえず上記の名前にした。
雪に、その花よりも美しく映えていた。
槙寄山にて。
(08.3.9)

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オヤマボクチ(雄山火口)?
シモツケ(下野)?


高座山の日当たりの良い斜面で見つけた立ち枯れた花(種子?)。
上はその大きさ(人の背丈ほどあった)からオヤマボクチだと判断した。
ちなみに「オヤマボクチ」という名前は、葉の裏に生える繊維が火起こし時の火口(ほくち)として用いられたことからついたもの。
下は木本であること、その形状がシモツケの花のつきかたに似ていたのでそう思った。
どちらも明確な根拠はない。
(08.3.7)

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ミツマタ(三又)

コウゾ(楮)とならんで和紙の原料とされるミツマタ。
枝先が三つに分岐するのでこの名前が付いたという。
まだ蕾だが、花がない時季、これはこれで愛らしい。
桜の咲く頃には花開くのだろうか。
影信山の茶屋にあった。自生しているものなのか、茶屋の人が飢えたものかは不明。
(08.2.17)

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シモバシラ(霜柱)

シモバシラは、花や葉そのものよりも、この形態のほうが有名なのではないだろうか。
シソ科のその花は、白くてかわいい粒々の形をしている。
写真でしか見てないはずだが、今度はこのページでも取り上げたい。
百蔵山にて。
(08.1.19)



氷の花


霧氷四態。
同じ時間帯でも、樹木によって、場所によって、様々な変化を見せる氷の花。
三窪高原にて。
(08.1.13)

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立ち枯れてもなほ

御岳山に登った。
滝本から、ケーブルカーを使わず、歩くことにする。
途中途中に旧跡の案内標識と説明文が立っており、単調な登りの気晴らしと、適度な休息を与えてくれる。
ゆっくりペースだが、なんとか御岳神社に到達することができる。よしよし。
山頂で十月桜を拝んだ後、下山にかかる。
大楢峠を経て鳩ノ巣方面に下るルートをとる。
元気だった時にはさほどの長さに感じていなかったが、リハビリ登山では思いのほかの長距離。尾根を巻くたびに、まだかまだかと思う。
そのルートのあちこちに見られたのがヤマアジサイ(山紫陽花)の立ち枯れ。立ち枯れとはいいながら、色鮮やかに咲き誇っていた姿そのままに、瞬間的に色彩を失ったように立ち続けている。凛とした気品と共に。
(08.1.10)


ジュウガツザクラ(十月桜)

御岳山に友人と出かけた。ケーブルで登るのは何年ぶりだろう。
山頂の神社に桜が咲いていた。
「四季バラ」にならって、「四季桜」かなと思いカメラに納めた。
帰宅してから「フユザクラ」と言う名称があることを思い出し、ネットで調べてみた。八重なのはジュウガツザクラとある。
自信はないがタイトルもそうした。
御岳山、今度は歩いて登ろう。
(07.12..12)


耳かき?

おそらくキク科の植物の種だと思うが、名前は不明。
耳かきの頭についているやつを集めたような種子。
オタカラコウかアキノキリンソウか。
いずれにせよ、枯れ葉の目立つ草木の中では「花よりもなほ」と言う風情。
雁ヶ腹摺山にて
(07.11.4)

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ヤマラッキョウ(山辣韮)

写真に撮ってしみじみと眺めてみると、ショウジョウバカマ(猩々袴)に似ていると思った(写真下)。
少し貧相ではあるが。
やはりユリ科の花なのであろうか。
この日、すでに花は少なく、かといって紅葉にはまだ早い時季であった。
ふと足下に目をやると、ひっそりと色づいている草木があった(写真上)。
【小金沢連嶺 大蔵高丸にて】
(07.10.6)

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これ以前のデータは山の花 バックナンバー2に保存してあります。


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